「パンどろぼう」という絵本がシュールで面白すぎる

普段、絵本は読まないのだが、「パンどろぼう」という絵本のタイトルと表紙が面白そうだったのでジャケ買いしてみた。

パンどろぼう (角川書店単行本)

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パンがパンを盗むというシュールさ

食パンが食パンを盗むという衝撃的な展開から物語が始まる。

子供向けの絵本で泥棒なんてして良いのかとも思うが、こんなことを思う時点で常識に自分が毒されてつまらん大人になってしまったものだと痛感させられる..。

絵も独特な魅力があり早くも癖になりそうだ。

パンどろぼうのおきてが一流すぎて草

パンがパンを盗み、アジトへ戻ると部屋にはパンの柄のカーテンやパン型のソファーなど、これだけでもこのパンがいかにパン好きかが分かる。

さらに壁には「パンどろぼうのおきて」なる掲示板が飾らている。

そこには以下のように記されていた。

1.ふっくらやきたてをねらう

2.いただくパンはひとつだけ

3.いただくときはかんしゃをこめて

 

く、なんたるプロフェッショナル。

「あなたにとってプロフェッショナルとは?」と思わず質問したくなる。

世界一おいしいパン屋を見つける

ある日、パンどろぼうは森の中で「世界一おいしいパン」の看板を掲げたパン屋を見つける。

さっそくパンどろぼうはパンをパクリにお店へ侵入する。

パンに擬態するという神業を駆使して見事にパンを盗み出すことに成功する。

食パンがパン屋でフランスパンをパクるというシュールな展開からの、フランスパンに食らいつく。

しかし美味そうに見えたパンは食すとマズかった…。

まずいパンを食わされマジギレするパンどろぼう氏

まさかの万引きした商品にクレームをつけるために店へ戻るどろぼう。

パン屋のおやじ「パ、パンが喋った!!」

パンどろぼう「フフフ、俺はパンじゃねー!」

食パン型の覆面外す。→正体ネズミ。

パン屋のおやじ「なるほど。ねずみさんでしたか。でもね、ねずみさん。盗みはいけないよ。」

パンどろぼう「わるかった。もう盗みはやめるよ。」

パン屋のおやじ「そうだ。君もおいしいパンが食べたいなら一緒にパンを作ろうよ!」

パンどろぼう「それな!!!」

こうして泥棒は一念発起し、パクる側から作る側となった。

これまで様々なおいしいパンを食べてきた経験を活かし究極の美味を探求する。

こうしてパンどろぼうは、パンどろぼう改め、パン職人にジョブチェンジし、行列のできるパン屋を立ち上げ成功を収めるのであった。

なんとも美しきサクセスストーリーである。

感想まとめ

とにかくシュールでツッコミどころが満載なのだが、子供が純粋に読むとそういうツッコミは起きないのだろう。

個人的には、パン屋の店主が「パ、パンがしゃべっている..。」と驚いたあと、パンの覆面を外しネズミだと確認して腑に落ちる場面が一番好き。

泥棒としてパンを食いまくってきたキャリアが活きるというのも面白い。

たまに絵本も読んでみると、展開の早さや大胆な展開、発想に驚される。

パンどろぼうという絵本はかなりのヒット作品のようだが、大人が読んでもかなり楽しめる内容だと思う。

当然のことだが、絵本は大人が描いているわけだから、こういう話が大人になっても描けること自体が凄まじい..。

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