進撃の巨人17巻の感想「ヒストリアさん、王になる」

毎日1巻ずつ感想やら考察を書いていく企画17日目。進撃の巨人17巻の感想です。

進撃の巨人17巻のストーリー展開

レイズ家の秘密の地下から抜け出したエレンたちは巨人化し暴れるヒストリアの父ロッド・レイスの討伐へ。
最後はヒストリアが父にとどめを刺して、そして王位継承することになる。
その後、エレンは父親との最後の記憶の一部で出会っていたとある重要人物を思い出し会いに行くことになる。
保留となっていたライナーたちも準備万端となっており再戦の日も刻一刻と近くなっていく。

気になるポイント

キース・シャーディス教官

どうでもよい人物のようで重要人部のようで、結局どうでもよい人。
きっとこの5年間に毛根を根こそぎ持っていかれるような壮大なストレスがあったのだろう。

アッカーマン家の正体・・

ケニー・アッカーマンの過去とリヴァイの幼少期が描かれます。

注射器は誰かに打つことになる?

人間を巨人に変えることのできる不思議な液体をケニーから最後に授かったリヴァイ。
この注射器をいざというときに誰かに使うという話だったが、リヴァイは後にこの巨人薬を巡り大きな決断を迫られることになる。

雑感

正直な感想として、17巻はキースさんが5年で見た目がわからなくなるほどにハゲ散らかした理由が一番気になりましたね。

それくらいどうでも良いといえばどうでも良い内容の多い巻でした。

物語としては、ヒストリアが正式に王となり、アッカーマン家とは何ぞや?という謎が少しだけ明らかになります。

全体的に不評な王政編ですが、個人的にもたしかに微妙でした。

17巻のラストでは、獣の巨人の中の人も初登場し、ライナーをボコって強さを見せつけていました。

ライナーをボコった獣の巨人の中の人が「アニちゃん助けるのは後な」と言ってるので、おそらく今後の方向性をめぐって若手バンドマンばりに揉めたのでしょう。

結果、獣の人が勝利し、座標(始祖の巨人=エレン)の回収を優先させることに決まりました。ライナー無念。

いよいよ、ライナーたちとの最終決戦も近づいているようです。この戦いが物語の折返し地点くらいで一番盛り上ってた時期だったとも思います。

まとめ

未回収伏線

・エレンの家の地下室
・ユミルの民とは
・ライナーたち組織の正体
・獣の巨人の正体
・壁の中に埋め込まれてる巨人の真相
・ヒストリア姉など始祖の巨人継承者の王族が初代王の思想に洗脳されてしまう理由

ワンポイント

最後に獣の巨人の人とライナーたちがバトルしている描写がありますが、この時点だと彼らが仲間同士なのかどうか分かりにくいです。結論としては彼らは全員仲間なのですが作戦の方向性で揉めて喧嘩しているわけですね。

この時点だと獣の巨人はまだ正体がまったく見えない存在で、ライナーたちはユミルとも仲間ではない様子だったので、獣の巨人もライナーたちと仲間か敵なのかも謎なので、初見だとこの描写は分かりにくかったです。